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芸予地震(げいよじしん)は、瀬戸内海の安芸灘を震源として発生し、震源に近い広島県・山口県東部と愛媛県に比較的大きな被害を生じる地震。 「芸予地震」の名称を持つ地震は1905年(明治38年)と2001年(平成13年)の2回があり、区別する為に発生年を冠して「N年芸予地震」あるいは年号を冠した名前で呼ばれる〔文部科学省地震調査研究推進本部〕。以下その2つを含めたこの地域で起きた、フィリピン海プレートの動きによるスラブ内地震〔と考えられているものについて記述する。 == 概要 == 芸予とは、厳密には安芸国(広島県西部)と伊予国(愛媛県全域)を指す。"芸予諸島"の名でも使われるように、現在では広島県全域と愛媛県の2県の意味合いが強い。芸予地震と名のつく地震はその2県の中間である瀬戸内海で発生しその2県に被害をもたらした地震のことである。 後述するように震源が深部であるため、本州全土から四国・九州と広範囲で揺れるがその規模に対して比較的被害が小さい特徴がある〔。過去の地震では津波による被害は記録されていない。一方で瀬戸内海沿岸部では液状化現象が発生、この地方特有の地層である風化した花崗岩が堆積した"マサ土"によるがけ崩れ〔など、地盤災害(土砂災害)やそれに伴う二次災害が発生している。 なおこの地域の北側にあたる山陽地方において、マグニチュード3以上の地震数は頻繁に起こる東北地方などと比べて極めて少なく、周辺の活断層も他の地域と比べると少なく日本列島の中でも地殻変動が少ない特徴がある。2001年の地震が発生するまでは暫くこの地域を震源とする大きな地震が発生していなかったため、地震空白域とされていた。他方、南側の愛媛県は、南海地震・豊予海峡地震や日向灘地震で被害に合う想定域であり、更に日本最大級の断層である中央構造線断層帯が東西を横断しており、多大な地震の被害に遭う可能性が高い地域である。2度の芸予地震では広島での被害が多かったが、過去での地震では愛媛での被害が多かった事例もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「芸予地震」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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